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MiiRは、より良い未来のために、人々のエンパワーを目指しています。MiiRのミッションは、非営利パートナーたちの素晴らしい活動によって実現されます。私たちは、これまでもそうだったように、今後もグローバルにビジネスを展開していきます。しかし、コロナウィルスによるパンデミックに襲われたとき、シアトルのような身近なコミュニティにどう貢献できるのか、足元をみつめ直し、深く考えることになりました。そんなとき、地元にある非営利団体の存在を知り、コミュニティと環境との接点で活動する彼らの活動に共鳴。パートナーになることを決めました。
Bike Works は、1996年からシアトルのコミュニティに自転車を手ごろな価格で提供しながら、若者を教育し、エンパワーする活動を続けています。彼らのビジョンは、人々を動かし、健康な地球環境を維持しながら、繁栄するコミュニティをつくりだすことです。
コミュニティの形成や環境に配慮したプログラムに加え、シアトルで人種間の公平性を高めようと努力するBike Worksから私たちは多くのことを学び、謙虚にならざるを得ませんでした。今回、新たなパートナーとしてBike Worksを迎えられたことを、とても光栄に思います。
The Partner
Bike Worksは、自転車の普及を社会変化の手段と定め、若者に力を与え、回復力のあるコミュニティを構築することを使命としています。具体的にはシアトル南東部の人種差別問題や平等に扱われない人々に焦点を当て、手ごろな価格で自転車を提供します。それが、身体的・肉体的な恩恵の提供に繋がると考えているのです。
Bike Worksは、活動的で健康なライフスタイルを送る力を若者たちが獲得し、地域社会や地球環境に貢献する、公正な世界を目指すというビジョンを掲げています。教育、レクリエーション、環境、交通などのサービスをコミュニティに提供し続け、2021年で25周年を迎えます。彼らは、人種間の公平性を重視し、若者のリーダーシップに焦点を当て、地域社会と深い関わりを持つための今後5年間の戦略的計画を実行しています。
The Approach
シアトルの南東地区で、自転車に関係するサービスを提供する団体はBike Worksだけ。営利目的のショップは南に10マイル近く離れています。
Bike Works が提供するプログラム
1) 若者向けの自転車整備、乗り方教室、クラブ、キャンプなどのプログラムがある。リーダーシップやメンターシップを学ぶ機会を提供し、上級者には有給の実習機会が与えられる。
- “自転車獲得”(Earn-A-Bike) 修理クラス:若者が自転車修理や組み立て方法を学びながら社会奉仕時間を得ることができ、経済困窮地域の若者たちに自転車を寄贈するプログラム。寄贈された自転車の修理はもちろんのこと、自分で自転車を選び、修理後に自分が所有することも可能。EABを終了した若者は、自転車寄贈プログラムのために毎週「立ち寄り」をして、社会奉仕時間を得ることができる。
-バイシクルクラブ&キャンプ:放課後や夏休みには自転車クラブやキャンプが開催される。キャンプではマウンテンバイク、シクロクロス、BMXバイク、ロードバイクなど自由に選び、ツーリングも楽しめる。2020年には、”Justice Journeys” 自転車クラブを開設。デュワミッシュ・ロングハウスやノースウエスト・アフリカンアメリカン歴史博物館など、シアトル周辺の文化的な場所を訪れ、社会正義やアイデンティティなどについてディスカッションを行う。
-バイシクルリーダー:若いリーダーたちは、Bike Worksでの対話促進や意思決定権の獲得、イベントでのボランティア活動、講演会や各プログラムで発言するなど、ピア・メンターまたはインストラクターとしての役割を担うことができる。また、シアトルを代表して「全米ユースバイシクルサミット」に参加する機会も与えられる。
-ジョブスキル・トレーニング(JST):若者たちは、将来の雇用に備えて、自転車のメカニックや、仕事のスキルを学ぶ。JSTの参加者にはトレーニングに費やした時間の対価が支払われ、終了時には給料が支払われる実習を受けることもできる。
2) 成人向け自転車整備クラスと自転車修理ボランティア
3) Bikes-for-All!(すべての人に自転車を!)は、経済的困窮地域の住民に自転車とヘルメットを無料提供するプレゼントプログラム。Bike Worksでは、個人での応募のほかに、全国のBIPOC(黒人、先住民、有色人種)を中心とした団体との提携も行っている。
4) 年間6000~8000台の中古自転車を修理して、さまざまなプログラムやプレゼントに活用、社会的企業の自転車ショップで販売、太平洋北西部の小規模サイクリングプログラムへ寄贈、などのリサイクル&リユース(R&R) に取り組んでいる。
5) BikeMobile は、Bike Worksの移動型自転車ショップ。春から夏にかけて、公園、コミュニティーセンター、低所得者向け住宅地、パートナー団体などを巡回し、貧困率が高く自転車店が近所にない地域で無料の自転車修理を行っている
6) Bicycle Stories はコミュニティでのイベント活動。「スピーカー・シリーズ」では、多様な専門家が、体系的な、または個人的なテーマで無料のプレゼンテーションを行う。
Recology King Countyとの提携
Bike Works は、廃棄物処理のエキスパートRecology King Countyとのパートナーシップにより、リサイクル&リユースの活動を幅広く展開しています。実際1年間にBike Worksに寄付される自転車の80%は、このパートナーシップによるもの。寄付を希望する場合、中古自転車、部品、アクセサリーをシアトルに点在するトランスファーステーションに持ち込むことができる。それらは地元Recology社の処理施設に送られ、Bike WorksのR&Rチームが週2回ピックアップする仕組み。
Bike Works は毎年シアトル南東地区の100以上の学校、コミュニティセンター、図書館、ヘルスセンター、企業、その他さまざまな非営利団体と協力し、自転車の乗り方、所有権、リーダーシップについてのプログラムを提供しています。パートナーであるByrd Barr Place、Seattle Housing Authority、Seattle Girls School、Queer the Landなどのパートナーは、若者たちーとくに貧困、人種差別に苦しんだり、薬物乱用のリスク、伝統的スポーツや放課後の活動に恵まれない、または魅力を感じないー若者とBike Worksとが繋がるための手助けをしてくれます。
数ある若者提供プログラムのパートナーのなかに、Seattle Children Hospital との無料ヘルメット提供イベントがあります。子どもたちの健康と安全を推進するために地域のコミュニティと連携し、若いサイクリストたちに毎年無料でヘルメットを届けています。
Financial Breakdown
自分たちのコミュニティをよく知っている地元のリーダー、物事を動かすキーマンたちに投資したいという思いから、MiiRはBike Worksに資金の用途を制限せずに委ねる、という方法を用いました。このような助成プログラムを立ち上げた理由は、パートナーである非営利団体がそれぞれの分野での専門家であり、彼らを信頼しているためなのです。
助成金の大部分は、団体の運営資金に充てられます。この資金で、Bike Worksは200人の若者と大人のために自転車、鍵、ライト、ヘルメットを購入する予定です。
この制限なしの助成金によって、Bike Worksは、自分たちの活動に必要であるプログラムの企画、運営費、ツールや用具の購入などに、資金を自由に気兼ねなく使えます。地域社会を活性化する最良の方法は、信頼できるリーダーが最善を尽くすことだと私たちは信じているのです。
The Impact
2021年に向けBike Worksの目標は、シアトル南東地区の低所得世帯、非白人のコミュニティに属する若者たちにインパクトを与え、クラスを超え、人種、ジェンダーを含む多様性に富む空間を提供することです。
2021年Bike Worksが目標に掲げるのは:
- 実践的スキルの構築、運動、野外探索、コミュニティへの奉仕、環境教育、リーダーシップ教育を統合したプログラムを通じ、1170人を超える若者をエンパワーメントする。
- 廃棄物扱いになる不要な自転車を7000台以上回収。より有効に活用する。
- 必要とされる奨学金額の100%達成。
- 低所得世帯の若者に、600台以上の自転車を贈る。
- 移動自転車修理サービスBikeMobileで、500台以上の若者の自転車を無料修理。
- サイクリングと社会正義達成の関連性が調査され理解される、若者のコミュニティを育成する。すべての青少年プログラムで「社会正義の学習と対話」を実践する。
これらの活動に加え、シアトル南東地区コミュニティで活動を続けるBike Worksは、人種差別について対話を行うのはもちろん、組織やコミュニティでの公平性を促進するために、人種差別に反対し行動することが不可欠であると考えます。2021年の初め、私たちは新しい5年間の戦略プランを発表しました。Beloved Communityの助けによってBike Worksのスタッフと役員会が起草したもので、若いリーダー達やRacial Equity Task Forceの意見も取り入れました。
人種の公平性を指針とし、主要な4つの問題にフォーカス:
- 仕事へのアクセス:BIPOC、WTNBなど少数派の人々、シアトル東南地区の住民など、これまで自転車産業に関わることが無かった人々に、雇用の機会と仕事へのアクセスプログラムを提供。
- コミュニティへの積極関与:近隣住民やパートナー組織を巻き込み、リソースを共有し、より強固につながるコミュニティを構築。
- Bike Works カルチャー:透明性、好奇心、イノベーション、学び、豊かさといったBike Worksの文化を積極的に育成し、地域間の公平さを促進。
- 場の共有:人種間の公平性の観点から、Bike Works の所持するスペースや施設の必要性を検討し、よりよいサービスをコミュニティに提供する。例えば、集会、学び、多種多様な活動、レクリエーションや対話の場として、地元コミュニティと活動の場を共有する。