MiiR最新のパートナープロジェクトは、Women’s Wilderness とともに新たなトレイルを開拓し、コミュニティを構築すること。Women’s Wilderness は、アメリカ西部で年間を通じアウトドアでの活動に浸ることにより、少女、成人女性、LGBTQ2+コミュニティの間で、勇気、自信、つながり、環境に対する役割を育むことをミッションとしています。
Woman’s Wilderness は、MiiRとTopo Designs の援助のもとに、女性、ノンバイナリーの黒人、先住民、有色人種(BIPOC)といった、これまでほとんどアウトドア活動に参加したことがない、アウトドア関連の教育やショップ、公園や森林でのサービスなどにおいて少数派である人々との「ギャップ」を解消するために活動しています。その第一歩としてWoman’s Wilderness が提供するTrailblazers (開拓者)プログラムは、リーダーシップ、コミュニティへの参加スキル、個人的・文化的なルーツを取り戻す力などに焦点を当てた、3か月間のアウトドア・イマージョン(浸りきること)を提供しています。セッションでは、トリップの計画、リスク管理、応急処置、ナビゲーション術などを学びます。プログラムは、Indian Peaks Wilderness への週末バックパックトレッキングでクライマックスを迎えます。
Trailblazersプログラムを終了した人々は、今後アウトドアで友人や家族をリードすることはもちろん、コミュニティグループの組織、アウトドア教育のプロフェッショナルとして、多様化するアウトドアの愛好家や、次世代の地球案内人を指導する変革者の役割を果たすこととなります。
The Partner
Women’s Wildernessは、さまざまなバックグラウンドやアイデンティティを持つ人々が大自然の恵みを探求するための、居心地のよい安全な場づくりを目指しています。プログラムでは、1998年の設立以来、参加者とのつながりや協調を重視しながら、荒野での生活術、アウトドアスキル、バックカントリーでの安全についてなど、心のこもった堅実な指導を行っています。
すべてのWoman’s Wildernessプログラムは、重要な3つの要素を持っています。
・インストラクターは、熟練のアウトドア教育者であり、参加者の模範となる人物です。
・アウトドアスキルや知識を学びながら大自然で過ごす時間は、自信、自己効力感、エンパワーメントへの道筋となります。
・すべてのコースは、尊敬、インクルーシブ(包括的な)、コラボレーションを育む雰囲気の中で行われます。
The Issue
公有地の持続可能性や健全な地球環境の保持は、黒人、先住民、非白人などの少数派がステークホルダーとして、また環境案内人として「投資」されているかどうかにかかっています。また、少女、成人女性、ノンバイナリーの人々をエンパワーメントすることは、社会の長期的な健全性に重要な役割を果たします。
2050年には、米国人口の大半が非白人=有色人種になると言われています。これらの人々のアウトドア活動への参加を阻む障壁は、長期的に見てアウトドア産業の持続可能性と地球全体の健全性を脅かすことになります。
The Vision
あらゆる女性、ノンバイナリーの人々は、ジェンダーの表現、民族性、共有する物語、歴史などに関して、自分に似たロールモデルを持つべきです。また、コミュニティには変革の力を持った女性やノンバイナリーのリーダーが必要です。Trailblazersは、アウトドアの物語を再構築するだけでなく、より公平で強靭な社会の構築を目指しています。
*MiiRの1万ドルの助成金は、Women’s Wildernessがその使命を果たし、Trailblazersを含むキャンプやプログラムの運営に使われます。MiiRは、アウトドアでの多様性、包括性確保のために全力で取り組む組織と提携できることを誇りに思っています。